ただ単につぶやいてみる

どんな分野でも首をつっこんでみる雑多ブログです。

最近、よく耳にする「DTS Headphone:X」について調べてみた

f:id:yakinikushogun:20170610165305p:plain

最近、バーチャルサラウンド機能付きのヘッドセットを見てみると、やたらと「DTS Headphone:X」を見かけます。つい最近までバーチャルサラウンドの規格といえば、「Dolby」が定番でしたが、ここに来て、新たに「DTS Headphone:X」が新たな定番として定着しそうな予感がします。

ただ、「DTS Headphone:X」とは一体何か?これがイマイチ分かりにくいです。しかも商品によっては、「DTS Headphone:X」と「Dolby」をソフト上で使い分けできるものもあります。どっち使ったらええねん?と思わず突っ込みたくなります。

「DTS Headphone:X」とは簡単に言えば、「マルチチャネル・コンボルーションリバーブ」のことである。ただ今度は、「マルチチャネル・コンボルーションリバーブ」とは何か?という疑問が生まれると思います。

「マルチチャネル・コンボルーションリバーブ」とは、実際の部屋における音の鳴り方を計測し、それをデータ化し、リアルタイムに演算してから再生する音に付加させることによって、まるで実在の空間の残響をシミューレートする技術のことです。つまり、サラウンドという四方八方から鳴る音を正確に再現できるということです。

従来のサラウンドだと、本当にこの方向から音が鳴っているのか?といった定位感があやふやしているケースもありました。だが、「DTS Headphone:X」だと正確に音をシミュレートして鳴らすことが出来るので、理論上はそういったことが起きないです。ただ、実際に音を聞くのは人の耳なので個人差はもちろんあると思います。

いいことずくめの「DTS Headphone:X」ですが、問題は対応している機種が現状少なすぎることだ。主にゲーム用の用途として使われているので、ゲーミングヘッドセットなんかではぼちぼち採用され始めているといったところではないでしょうか?

「DTS Headphone:X」の本格的な普及はまだまだ先のような気がします。